7000万円を失ったジャパンライフの被害女性
「1000万円入れれば毎月5万円入る」と説明され、生命保険と比較した5年後の配当試算を見せられた。「元本保証でいつでも解約可能」という言葉に背中を押され、生命保険の一部を解約して1000万円支払った。
ジャパンライフの被害者には、1億円を超える金額を投資していた人もいるそうですが…
投資(というのがこのケースで正しいかどうかは別にして)で大きな財産を失うと、精神的・肉体的にもダメージを受けてしまう。
日本人が投資を嫌がる理由の一つでしょうね。
若い内から損をする経験を多少は積まないまま、歳を取ってから始めるのは危険だと思います。精神的な意味で。
8割以上の人が「元本割れの可能性があれば買わない」
「元本割れの可能性があるが、収益性が高いと見込まれる金融商品」を保有したいと思う人は2割以下という調査結果があります。
アンケートに中高年以上、高齢者が多いのかもしれませんが、日本人の投資意識はこんなものだと思います。
ただこれを逆に見れば「元本保証がある、収益性が高いと見込まれる金融商品」なら買う・興味を持つという意味になります。
それを怪しいと思うのは、投資経験や損をした経験がある人の方が多いかもしれませんね。
「元本保証」なら興味を持ってくれる顧客の方が全体の8割もいるわけですから、狙うならそっちなわけですね。
基本的には1000万円以内の貯金以外は元本保証がないと思ったおいたほうがいいわけですが。
メンタリティに合わせた投資法が必要
投資で株価や為替の上下で一喜一憂していると、損失が膨らんだ時にはストレスを抱えることになります。
フルタイムで働いている時なら、仕事をがんばろうとか意識を他に向けることができますが、リタイアしているとそうもいきません。
高齢者は「リーマンショックのようなことが起きた時に平気でいられるか?」といった想定で投資額や投資法を考えた方がいいのかもしれませんね。
損失を出しても生活には支障ないとしても、ストレスで病んでしまってはいけませんから。