長時間労働で心筋梗塞リスク1.63倍
20年間に心筋梗塞を発症したのは212人。労働時間が7~9時間の人たちに比べ、11時間以上では心筋梗塞になる危険性は1.63倍高かった。特に企業などの従業員は2.11倍に高まった。
平成13年の認定基準の改正で、長時間労働によって脳・心臓疾患を発症した場合に労災認定されやすくなりました。
そのため、既によく知られていたことではありますが、あらためて数字としてはっきりと出されると身体への影響の大きさを感じますね。
そしてリタイア後も続くという点も要注意です。リタイア後に脳・心臓疾患を発症しても、労災おりませんからねぇ。
長時間労働させるのは犯罪
労災は勤務している期間の中で発症しないと認定されません。
しかしこのようなデータからみれば長時間労働は「寿命を縮めている」ことも言えます。
傷害罪・殺人(未遂)罪といった扱いをしてもいいのかもしれませんね。
さらに長時間労働をさせた上に残業代を払わないケースは窃盗罪や詐欺罪に該当します。
強要罪を適用できるケースもあるかな。
長時間労働の規制には、「長時間労働をさせるのは犯罪」という共通認識を広める必要があるでしょう。
長時間労働させる経営者は無能
もう一つ広めるべき共通認識は、「長時間労働させる経営者は無能」という認識だと思います。
長時間労働させようが、外国人労働者を酷使しようが、どんな手を使っても儲ければ経営者として有能という認識があるとなくなりません。
日本では有名無実化している三六協定を正しく機能させるところから始めないといけませんが…