幻冬舎の見城徹社長のツイートが炎上
『日本国記』の批判をした作家とのゴタゴタの中で、社長のツイートが炎上し、ツイートを削除しています。
出版社としては売れる本を大事にしたいのはわかりますが、社長がSNSでしゃしゃり出ない方が良かったでしょうねぇ。
本は「表現の自由」や「健康で文化的な最低限度の生活」に欠かせないものだとして、様々な保護を受けています。
独占禁止法の例外適用の再販制度や、第三種郵便物で定期刊行物の送料が安くなる制度です。
自ら「表現の自由」を放棄するような行為は、いつは自分に跳ね返ってくると思うんですがねぇ。
「印税2%」の衝撃
見城徹社長が発行部数と実売部数を暴露したことで、話は思わぬ方向へ広がっていきました。
幻冬舎で出版した本が「印税2%」だったという暴露がありました。
幻冬舎の本って数字バラしてもいいの? じゃ。
— 渡辺浩弐 (@kozysan) May 16, 2019
_人人人人人人人人人人人人人_
> この本、印税2%でした <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ https://t.co/vSQXBebnhW
一般的には「本の印税は10%」と言われています。なお、原稿料もゼロだったそうです…
初版は印税なしで原稿料のみ(増刷がかかれば印税)というのはあるそうで、出版社としてもリスクを減らしたいのでしょうね。
これでは「印税で悠々自適の生活」は夢のまた夢です…
親の著作物を相続できる人なんてどれだけ恵まれているのやら。争族になりがちですけど(;´∀`)
「出版詐欺」にも要注意
印税が低いのには、「出版不況」と言われる業界の状況がベースにあるのだと思います。
苦しむ出版社の中には、素人相手に自費出版させる手口に走る会社もあります。
出版不況は止まらない中で、これからも業界内のゴタゴタが顕在化するかもしれませんね。