お金に振り回されないための処世術
「人生100年時代」「老後2000万円問題」といったキーワードは、金融商品や不動産投資、保険商品などを売るのに便利に使われがちな言葉です。
そういったキーワードを聞いて、その数字の意味や元になったデータの意味を考えずに不安に思うと、顧客をカモと見て売りつけにくる金融機関や、金融機関がスポンサーになっているメディアが出す情報に目がいってしまいがち。
そういった金融機関に振り回されない処世術の方を身につけておいた方がいいかと。
さらに、「どうすればお金が貯まるのか」と言った「お金にまつわる情報」は気になりますが、振り回されたくはないものですね。
お金を持ちすぎると振り回される?
「お金に振り回される」シチュエーションとして私が想像するのは、突然大金が転がり込んだ時のことです。
宝くじで当たったとか、遺産が入ることになったとかですね。
急に親族が増えたり、知らなかった人が寄ってきたり、そして争いになったり…
人間、急に環境が変化した場合にはついていくのは大変ですからね。自分だけでなく周りも変わりますし。
少しずつ増やしていった場合は、処世術も少しずつ見に付けていけばいいので、それほど振り回されることはないかと。
お金のためなら何でもする人間はいる
記事中に出てくる「お金に対する感じ方には答えがない」はその通りだと思います。
気を付けないといけないのは、世の中には「お金のためなら何でもする人」もいること。ここでいう「何でも」は、主として犯罪行為やそれに近い行為のことです。
数々の経済事件は、まさに「お金のためなら何でもする人」たちが関わっているわけです。
詐欺、横領、背任、贈収賄など、個人だけでなく組織ぐるみでやった経済事件もあります。
そんな犯罪には一切手を染めるつもりのない、潔癖なつもりの人間でも、組織の一員として関わってしまう可能性もあるわけです。
「お金に振り回された人」や「お金に振り回された組織」に巻き込まれないようにする処世術も身につけておきたいものですね。