銀行や証券会社で相談すると…
金融知識がない人の多くが、大手銀行や大手証券の「資産運用のご相談窓口」で相談するのが、一番いいと考えてしまいがちです。
実際、テレビでのCMもたくさん打ってますしねぇ。そういう人が退職金という大きなお金を手にした時にいきなり予備知識を持たずに相談にいくのはカモですね。
銀行や証券会社にとって「顧客の利益」よりも「会社の利益」の方が優先されるのは、金融庁の調査でも明らかになっています。
全くの無知で相談や向こうからの提案を聞きに行くなら、情報の非対称性が大きすぎてカモにされることを覚悟しておいた方がいいのでしょう。
年金をもらった60代はどうすればいい?
じゃぁ退職金を貰って、自分ではどこに投資すればいいかわからない60代は、どうすればいいのか?
とりあえずオススメするのは無料で読めるKindleのマンガ本『投資・年金編 この漫画の登場キャラは全て60歳以上♂です』です。
「銀行は無視」
「個人向け国債10年物でいい」
「銀行で勧めてくる金融商品の多くは『完全上位互換』の金融商品がある」
「年金制度そのものは劣化するが維持は可能」
いやもう全てその通りでごさいます、という感じです。絵柄の好き嫌いはあると思いますが(;´∀`)
「100年生きる」で得する業界
「人生100年時代」で60歳で退職したらその後が40年あるから、資産運用しなければ…というある不動産投資のCMをよく見かけます。
退職金の運用について銀行や証券会社が提案する時も、「人生100年時代」とか出してそうですよねぇ。
今の50代や60代が100歳まで生きる可能性はずっと低いのに、勘違いさせて売り込むのには便利な言葉になってしまいました。
というわけで、とりあえず銀行からしてくる提案などは無視するのが一番ですね。