「年収630万円でも貯金できない」
年収630万円で浪費して貯金をしてないのだとすると、「貯金できない」のではなく「貯金する気なんてない」ではないかと言いたくなります。
ただ、浪費でない可能性ももちろんありますね。考えられるのは家族(親)への仕送りなど援助が必要な場合です。
仕事上、親元へ帰ることができずに金銭的な援助をする人はいます。下手に仕事を辞めて地方に帰ると、今までの経験を活かせる良い仕事がなくて年収が大きく落ち込んでしまうことも珍しくないわけで。
「年収630万円でも貯金できない」が浪費なら…
一方で、他人の目には「浪費」と映るものでも、本人にとってはそれが生きがいで「私からこれを取ったら何も残らない」というほどのめり込んで、「浪費」ではなく「自分の人生にとって必要なもの」と考えている場合もあるでしょう。
ある物のコレクターである私の知り合いは、収入が少ない時もコレクションの購入は抑えきることができず、かなりの切り詰めた生活を送っていました。
そういう人に「生活が苦しい。余裕ゼロです。」と言われると、正しいようで正しくない。
「余裕はあるけど、敢えてこの生活を選んでいます」ならいいんですけどね。
一方で、貯金をすればするほどいいという価値観が強すぎるのもどうかと思います。
年収630万円で「宵越しの銭は持たない」とばかりに日々を謳歌するのもありでしょう。若いうちならば、あるいは将来を覚悟した上でならば。
我慢、我慢の日々ばかりでは人間疲れてしまいますからねぇ。自由に生きればいいのではないかと。
どこかで辞めなければいけなくなる
ただし、年収630万円やそれ以上がいつまでも続く保証はありません。突然仕事を辞めざるを得なくなるかもしれないし、定年退職で収入が激減するかもしれません。
それを前提にすると、徐々に生活を変えていかなければなりませんね。
そこまで極端に浪費している人でなくても、定年後・年金生活を睨んで徐々に生活費を縮めていかないといけないのですけどね。