実習生来なくて困る現場
外国人技能実習生は後継者不足の農家や水産加工の企業にとっては欠かせない労働力として現場を支えてきた。必要な労働力にメドが立たないまま、かき入れ時となる春の農繁期や漁期は刻一刻と迫っている。
「欠かせない労働力」と当たり前のようにみんな言ってて、もう「国際貢献」という建前が完全に忘れ去られてしまっています。
いやいやいやいや、一応は建前を言いましょうよ。本音は隠しましょうよ。
「外国人技能実習制度」は国際貢献を目的とした制度
「外国人技能実習制度」はあくまで「日本で修得した技術の母国への移転を図る」という国際貢献を目的とした制度ですよ!
最初っから国際貢献なんて建前でしかなくて、本音は労働力の確保だったのはみんな知ってますけどね。
そして「労働力として必要な存在」として認めざるを得ない状況にして、なし崩し的に追認していくという狙いだったのでしょう。
でも、今はあくまで「国際貢献」なんだから、「国際貢献できなくて残念」と言わなきゃでしょ!
建前はちゃんと貫け、空気読めって言いたいですね。
マスコミもそこはきっちりツッコミいれないと。政治家の漢字の読み間違いよりもずっと大問題のはずでしょ?
従業員シェアできれば
技能実習生頼みになっていた地方の農業や工場が人手不足になる一方で、都市部では失業者が増える見込みです。
そこでマッチングを図れば、お互いにハッピーになれる可能性があります。
実際、中国では「従業員シェア」やってましたしね。
地方の農業や工場は、都会で働く人が通常もらっているような高い給料は払えないですから、単純なマッチングはできません。
その差額を失業保険から補充するとか、送り出す側の企業が負担するなどの仕組みを作ればいいわけです。
農業や工場だけでなく、需要増でしばらく人手不足が続きそうな運輸や小売などへの適用もできるでしょう。
大企業は「こんなこともあろうかと」内部留保を貯め込んでいたはずだから、今はそれを使うタイミングですよねー。