「Go To キャンペーン」迷走中
新型コロナウイルスの感染拡大を助長するのではないかと危惧された「Go To Travel キャンペーン」は、「東京発着の旅行は対象外」とすることが決まりました。
「首都圏の1都3県+大阪府」を対象外にする案もあったそうですが、東京のみになったようですね。
まるで「東京都民差別」のように見えるので、『翔んで埼玉』のネタを使って「東京都民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」もTwitterですぐに出ていました。
もうちょっとうまい落とし所がなかったものかと思いますねぇ。
「同県・隣県のみ」や「関東・近畿といったエリア内のみ」に限るのも一つのアイディアですが、沖縄や北海道のように他県から飛行機で入ってくる旅行者が多い地域をどうするかが難しかったせいでしょうか。
中年の団体旅行はいいの?
もう一つの謎は、「高齢者や若者の団体旅行は控えてもらう」とした点です。
早速「中年ならいいのか?」と話題になりました。これは一括して「一定人数以上の団体旅行は対象外」で良かったのではないかと。
バス旅行のリスクが高いことは、一番最初に中国人観光客を乗せたバスの運転手や添乗員が感染した事例があったことからもわかっていますし。
少なくとも、「当面は」という形にして、様子を見て拡大していけば良かったはず。
「Go To Eat キャンペーン」は公募延期
一方、飲食業の需要喚起のための「Go To Eat キャンペーン」は公募延期となりました。
通常のレストランではリスクは少ないし、人の移動も近場だし、こっちの方を先に進めても良かったような。
外食には行かない私にとっては、お取り寄せで還元がもらえるキャンペーンやってほしいところですが。
まぁ政策を考える現場ではいろんなアイディアが飛び交って、大変なことになっているんでしょうねぇ…
「何が経済にとって最適か」だけでなく「陳情してきた関係者を納得させられるか」といった要素も絡みますから。