6月上旬なのに早くも真夏日
まだ6月上旬だというのに、30度超えの真夏日、名古屋では32度を観測するなどいきなり夏に入った感じです。
私はエアコンをつけるべきか悩みましたが、少しだけ使ってしまいました…このまま今年の夏が猛暑になると、電気代が心配です。
猛暑で熱中症で倒れる人が増えると、コロナ禍で逼迫している救急搬送への影響も心配になりますね。
今年の夏は電力需給が逼迫?
もう一つの心配は、電力需給が逼迫することです。
「10年に1度クラスの猛暑」になると、予備率3%を切ってしまうかもしれないと…
コロナ禍でリモートワークで在宅の人が増えると、家庭で使う電力が増えますからねぇ。
その分、オフィスの電力が減るかというと、オフィスが空っぽになるわけじゃないので家庭の電力が増える分ほど減るわけじゃない。
昨年は大丈夫だったのだから、今年も大丈夫だと思いたいけど、火力発電所の停止の影響でギリギリになりそうと。
「10年に1クラスの猛暑」どころか、「過去最高と言われた◯◯年に匹敵する50年に1度の猛暑」とか、「100年に1度の猛暑とされた◯◯年を超す21世紀最高の猛暑」クラスが来たら、一体どうなるのやら…
節電するから金をくれ
電力需給が逼迫するとなると、国も電力会社も、節電を求めてくるでしょう。
だが待って欲しい。節電(停電)を求めるべき相手には優先順位があります。家庭より先に需給調整契約をしている事業者に求めるのが先です。
需給調整契約とは、電力需給の逼迫時に契約需要家に対し電力使用の抑制・削減を要請できる代わりに、普段の電力を割引する契約のこと。
まさに「こんなこともあろうかと」準備している契約なので、それで凌げばいい話なんです。それでも足りない時に家庭が協力すればいい。
さらに、2017年からは「ネガワット取引」がスタートしていますし、2021年4月からは「需給調整市場」が開設されています。
「ネガワット取引」を簡単に言うと、電力需給の逼迫時に節電をすることで、報酬を得られる仕組みです。これによってピークカットを実現するのが狙いです。
もはやタダで節電を求める時代ではなくなっているわけですね。「節電するから金をくれ」の時代です。