「フランス人のワイン離れ」
フランスは「ワイン大国」というイメージがある。ところが、近年フランス人のワインの消費量は激減している。科学者のバーツラフ・シュミル氏は「フランスで1人当たりのワインの消費量はこの100年ほどで3分の1以下になった」という——。
日本における日本酒離れは、ビールやワインなどが広まって消費者の選択肢が増えたことや、食事の変化があります。
まぁ高度経済成長期に安いがまずい日本酒が広まりすぎた影響もあるのだと思いますが…
一方でフランスにおけるワインはもっと安定しているのだと思いましたが、かなりの激減に驚きです。1980年から2020年の間で半減してますからね。
「若者のワイン離れ」
日常的にワインを飲む成人は16%、年齢層別では66歳以上は38%なのに対して25~34歳は5%と、完全に「若者のワイン離れ」なんですねぇ。
他のアルコール類の消費量が増えているわけではなく、ノンアルコール飲料の消費量が増えていると。
日本と同様の健康志向や、イスラム系移民が増えていることや、様々な原因があると思いますが、先進国ではもうこの流れは止まらないかも。
一方、フランスの有名なミネラルウォーター・ボルヴィックが汲み過ぎて枯渇危機にあるとのニュースがありました。
ノンアルコール飲料の一つとして消費量が増えていることも枯渇の一因なのかも?
輸出に活路を見いだせた?
国内消費量が減った分を、輸出でカバーしているのかと思いきや、フランス産ワインはイタリア産やスペイン産などに押されて伸びてないようで…
結局、消費量が減っているんですね。イタリア産ワインもかなり消費量が減ってますけど。
そう遠くない未来には、ワインのうんちくを語る人がほとんどいなくなってしまうのかも?