ワーカーホリック(仕事中毒)にならないためには
家族や自分を省みずに仕事に打ち込む様子や、そういった人を指す『ワーカーホリック』は、健康や対人関係に悪影響を及ぼす可能性があります。ワーカーホリックの意味やなりやすい人の特徴、リスクを知り、ワーカーホリックを予防しましょう。
アルコール依存症やギャンブル依存症はもちろんのこと、ネット依存症やゲーム依存症、買物依存症などは広く知られるようになりました。
しかし「仕事中毒(ワーカーホリック・仕事依存症)」については、それらほど問題視されないですね。
日本では「仕事をする=正しい行い」であって、ネットやゲームにハマって生活が乱れるのとは違うということなんでしょうかね。
ギャンブル依存症や買物依存症の場合は、お金を失ってしまう問題があるのでまた違いますが。
ワーカーホリックが失業者の仕事を奪ってしまう
一方、Wikipediaの「仕事中毒」の解説中の「欧米の地域的な捉え方の違い」では、宗教的な背景としての「仕事は原罪に対する償い」と、「仕事中毒者が失業者の仕事を奪う」社会的な問題点に触れています。
日本ではこのような考え方になるのはずっと先のことか、あるいは永遠にならないかもしれませんね。
AIで人間の仕事が減り、ワークシェアリングが進めば変わるかもしれませんが。
ただし、日本でも仕事のしすぎは心や身体を壊してしまうとの認識は広まっていますし、ワーカーホリックの経営者や管理職が部下にそれを求めることは断罪されるようになりました。
もっとネガティブなイメージになればいい
「仕事中毒(ワーカーホリック)」は、他の依存症と同様に心の病気の一つとして認識され、もっとネガティブなイメージになればいいと思います。
決して「仕事熱心」などと、ポジティブなイメージでより仕事に向かわせたりしないように。
「仕事中毒(ワーカーホリック)」より、「健康な無職」の方が人間として幸せなんだ、くらいの認識でいいんじゃないかと。