肉の生食をやめられない日本人
本来は加熱の必要がある食肉を生のまま食べ、引き起こされる食中毒が後を絶たない。生食に対する規制は強化されてきたものの、「この肉は新鮮だから刺身で食べられる」といって生で食べることを推奨する人もいる。
「うちの肉は新鮮だから生でも食べられる」はお店の人から聞いたことのある言葉です。
私は古い人間で抵抗感があるため、居酒屋などで他の人が頼んでもあまり食べない方です。
食中毒のみならずE型肝炎の危険性まであると知ってからは完全に避けるようになりました。
わざわざ生で食べたいという欲求はありませんし。
日本の長い食文化で「生肉=最高」が刷り込まれているかと言われるとそれはちょっと疑問。一部の人には言えるかもですが。
でも、生肉を食べたい客がいて求められるから、危険性をよく理解せず出しちゃうお店はなくならないでしょうねぇ…
生で食べられる→新鮮→美味しい?
日本では魚の生食文化がありましたし、「生で食べられるのは新鮮」で「新鮮なほど美味しい」という連想が出来上がってしまってますかね。
魚と肉は別であって、例外は馬刺しくらいが常識だと思っていましたが、いつの間にやら牛肉にかぎらず鶏肉、さらには鹿肉の半生(中央に火が通ってない)まで出すお店があり、それを人気店として扱うテレビ番組が炎上したり。
なおローストビーフの中央の赤い部分は火が通ってない生ではなくロゼという状態なので、これと同じだと勘違いしてもいけません。
馬刺しにも寄生虫の危険性が!
先程「馬刺しは例外」と書きましたが、調べてみると馬刺しにもサルコシスティス・フェアリーという寄生虫の危険性があるようです。
サルコシスティス・フェアリーによる食中毒は、馬肉をマイナス20度(中心温度)で48時間以上冷凍処理すると防げるそうです。
ちゃんとしたお店は一度冷凍した食材を使っているのだと思います。「新鮮なほど美味しい」の理論からは外れてしまいますが…
健康のため生肉は食べない
私の医療費をかけたくない貧乏セミリタイア生活なので、食中毒になるなんてもってのほか。
肉を焼く時はしっかり中まで火を通しますし、ましてや生肉なんて食べようと思いません。生肉が美味しいという感覚もありませんし。
夏は食品が腐りやすい季節だし、温度管理をしっかりして食材を無駄にしないように心がけています。
それでもたまに無駄にしちゃうのですけどね…