「FIRE卒業生」に話を聞く
不労所得で生活する新たなライフスタイルとして注目された「FIRE」を卒業する人が増えているといいます。一体、なぜなのでしょうか?
「FIRE卒業生」と言っても、遊ぶのにも飽きてやりたかった仕事に就けるチャンスがあったのでサラリーマンに戻った人と、勝てなくなった短期トレーダーではかなり意味合いが違いますね。
前者はそれほど嫌々ではなく、後者は嫌々しょうがなく。まぁどちらもFIRE(早期リタイア)後の見通しが甘かったとは言えますが。
前者はまだ「卒業」と言ってもいいかもしれないけれど、後者は「中退」と言ったほうがいいんじゃないかと思ったり。
FIREの本家・アメリカでもギブアップ者が続出
一方、本家のアメリカでもFIREブームが下火との情報は以前も書きましたが、インフレによって4%ルールが維持できなくなったためか、仕事に戻る人まで増えたそうで。
「ギブアップ」という言葉を使っているので、こっちの方がしっくりきますねぇ。流石に「FIREリタイア(棄権・退場)」は意味が重なるの使えないし。
日本もインフレが進んでいるとは言え、アメリカと比べると緩やかでFIREした人の生活への影響は少ないのでしょうね。
遊ぶのに飽きたから「FIRE卒業」なんて幸せな話かと。
楽して自由な生活を送るのは難しい
記事では最後に「楽をして自由な生活を送るというのは難しい」と締めくくっています。
マスコミ的にはFIREとは縁遠い大半の人に向けて、「コツコツ働くのが人間らしくていい」という結論に持っていくのが一番なのでこれでいいかと。
FIREブームに懐疑的だった人が「それみたことか」「言わんこっちゃない」と感じて、ブームが沈静化するのかな。
それでもFIREする人はひっそりと早期リタイアして、ひっそりと自由な生活を送っていくだけでしょう。