老後資金は2000万円以上ないと路頭に迷うことになる
「老後資金2000万円必要!」と言われて、じゃぁ2000万円以上ないと路頭に迷うと考える人っていないと思いますが。
「老後資金2000万円以上ないと路頭に迷うかもしれないぞ!」と煽る金融関係者はいるかもしれませんが、流石にちょっと煽りが過ぎる。
「老後 路頭」でぐぐると出てきたのは「老後、家族は路頭に迷うのではないか不安」という相談(?)の記事ですが、これは無職の娘がいるためで、夫婦2人だけの話ではありません。
2000万円以上ないと路頭に迷うのであれば、今の高齢者の半分くらいが路頭に迷ってなければおかしいですからね。
老後資金2000万円以上あれば安心とは言えない
将来、年金が減ったりセーフティネットが維持できなくなっていくと、路頭に迷う人が増える可能性はあります。
でも老後資金2000万円以上あれば安心かと言うと、路頭に迷う人がたくさん出てしまうと治安が悪くなるのが必要であり、おちおち外を歩けなくなくなります。
そうなった時は海外にでも脱出するしかなくなりますね。それくらいの余裕のある資金がある人じゃないと結局同じです。
まぁ現実としてはほとんどの人が苦しいながらもそれなりに生きていくのだと思います。
記事にあるように「悲観的にならずに生活をコンパクトにすればなんとかなる」ですかね。
年金暮らしの母は黒字家計になっていた
ちなみに、うちの母親はそこそこの年金(遺族年金含む)をもらっている方ですが、今はかなりの黒字だそうです。
コロナ禍で友だちと外食や旅行に行くことが減り、そうなると服や化粧品もあまり買わなくなり、さらに自分のきょうだいが全員先に亡くなってお葬式・法事も減ったからだとか。
コロナ禍で法事は家族だけで済ませてしまうケースも増えていますしね。
我々の世代のきょうだいは1~2人が多いので、親の世代と較べて冠婚葬祭の支出は少ないし、アフターコロナも身内だけでやる流れは続くと予想されます。
あとは人間関係を整理して、本当に必要な範囲に絞ってしまえば生活をコンパクトにしやすいかと。
そんな老後は寂しい、と思う人は老後資金2000万円以上を準備した方がいい人と言えるかな?