「プレミアム付き商品券貧乏」の怖い罠
ポイントをためて節約の足しにしようと、かえって不要な消費を繰り返してしまう「ポイント貧乏」。得したつもりが逆に無駄遣いを生んでしまう現象だが、最近新たな「○○貧乏」が発生している。それが「プレミアム付き商品券貧乏」である。消費喚起策として次々発行される「プレミアム付き商品券」を買った人は多いはず。しかし、買い方を誤ると、これもまた無駄遣いをあおってしまいかねない。
コロナ禍で落ち込んだ消費を喚起するため、各地方自治体は「プレミアム付き商品券」を発行していました。
私は手を出さなかったのですが、その理由は「日常、店舗で1000円以上の買い物をする機会が少ない」ためです。
いわゆる「おつりが出ない(出してもらうのは気が引ける)」問題ですね。使えるお店が限られる問題もあります。
1000円単位の商品券を使うために、何か買い足して1000円以上にしなければ…と必要がないものまで買い足してしまうとムダ遣いにつながりますね。
有効期限がある商品券ならさらに急かされるし、「プレミアムが付いてるからお得」と感じてムダ遣いしやすいわけで。
まぁ「プレミアム付き商品券」はそれも狙いの一つで、消費喚起につながって地域の景気が良くなればいいんじゃないかとも思いますが。
デジタル化で1円単位で使えるように
この使い勝手の悪さは、一部の地域では電子化(region PAY アプリ使用)することによって解消されています。
その場合は1円単位で決済できるため、おつりが出ない問題を気にせず無駄なく使えます。
もちろんプレミアムが付くからと買いすぎて使い切れない「プレミアム付き商品券貧乏」の危険は残ります。
電子化で使い勝手が良くなれば使い切りやすくはなりますが、あくまで有効期限内に使い切れる金額の範囲内にしないと危険ですね。
もしも私の住んでいる地域で電子化したプレミアム商品券を出してくれたら、その時は買ってみたいです。