人工甘味料アスパルテームが「発がん性がある可能性」リストに
人工甘味料の「アスパルテーム」が、WHOの傘下の国際がん研究機関(IARC)によって「ヒトに対する発がん性を持つ可能性」のリストに掲載されると報じらました。
ただこのリストにはカテゴリーが分かれており、発がん性の高いカテゴリーではないようです。
記事にあるように、「スマホ利用」も同じカテゴリーでリストに掲載されているそうで、アスパルテームを危険視するならスマホも同様に危険視した方がいい。
肉や魚を焼いた時の焦げた部分(焼き目の部分)も、発がん性があることがよく知られています。
ただし焦げた部分を体重の4倍以上大量に摂取場合なので、気にしなくていいレベル。発がん性があるかないかではなく、リスク度を正しく評価する必要がありますね。
「糖類ゼロ」「糖質ゼロ」商品はどーなる?
しかし「発がん性がある可能性」という言葉は衝撃的ですし、日頃から食品添加物・人工甘味料に批判的な人にとってはさらなる攻撃材料になるのは確実でしょう。
「糖類ゼロ」や「糖質ゼロ」を謳った商品には大きな影響があると予想されます。
と、考えたところで「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」の違いって何だっけ? と自分が理解していないことに気が付きました。
調べてみると、「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」は違うものでした。
「糖類」はブドウ糖・果糖やショ糖(砂糖)・麦芽糖・乳糖など。血糖値が上がりやすいので糖尿病患者などは要注意です。
「糖質」は「糖類」に加えて、オリゴ糖やでんぷん、キシリトールやソルビトール、さらにはアスパルテームなどの人工甘味料も含まれます。
果糖やショ糖の代わりにアスパルテームを使った商品は、「糖類ゼロ」を名乗れても「糖質ゼロ」は名乗れないということですね。
「糖類ゼロ」商品には影響が出る可能性があり、「糖質ゼロ」商品は大きな影響を受けないのかな。
個人的には「糖類ゼロ」は求めていないので、特に機能性のないシンプルな商品を出してくれたら嬉しいです。