最先端半導体の開発者は月給27万円!?
Rapidus(ラピダス)は日本の主要企業8社の共同出資で設立され、政府の支援を受けたいわゆる「日の丸半導体」メーカーです。あ、これ言ったら呪いで失敗するか…
最先端の2nm(ナノメートル)半導体を北海道千歳市に建設する工場で生産する予定で、その開発エンジニアの求人をリクナビNEXTに掲載したというもの。
その待遇は、なんと「月給27万1000円以上」です!
専門的な知識が必須だけでなく、TOEIC600点以上も求められていてこの年収で誰が応募するというのか、とネットで話題になりました。
話題になり流石にこれではまずいとなったためか、7/21には「月給41万6000円以上」に修正されたようです。
年功序列が残ったJTCと同じ給与テーブル?
「月給27万1000円以上」となっているのだから、経験や年齢に応じてもっと出すのであって、「月給27万1000円」しか出さないという意味ではないのでしょう。
大学院で研究に携わっていたのであればOKのようですし、院卒初任給を最低ラインとして提示したものと考えられます。
そこから毎年給与アップして、出資したメーカーの給与テーブル同様に30歳の手前には年収500~600万円を超え、40歳くらいで年収1000万円を超えてくるのかな。もちろん人によってはさらに上。
ただ本気でいい人材を採りたいのであれば、「実務経験5年・30歳の年収例」等によって本気度がわかるレベルの年収を提示すべきでした。
海外の半導体企業に人材を奪われないためには、同様かそれ以上の報酬を出さないと。
金融やコンサルのように、半導体やAIの開発はこんなに稼げるのだと夢を持てるレベルになればその道に進む人も増えるというもの。
「実力次第で3000万円以上稼ぐことのできる環境」
一方、不正で揺れる中古車販売大手のビッグモーターは、不正をする社員に高待遇をしていたようです。
具体的な収入例では「営業職 年収2237万円」「整備士 年収946万円」とか…
不正は見習っちゃいけないけど、こういうアピールだけは後発メーカーのRapidusに必要なことではないかと。
ビッグモーターの不正は酷すぎてもう会社が潰れるまでいきそうですけどね…