年金は何歳から受け取るのが一番お得?
「年金は何歳から受け取るのが一番得か」は、マネー系・年金系記事の定番のネタとなっています。
しかし損得を論じるのは意味のない質問というのが現実ですよね。
人によって条件が違い過ぎるし、最大のファクターが「何歳まで生きるか」ですから。
「人生100年時代」という言葉を、自分にもあてはまるのだと考えるのであれば、繰り下げ一択ですけれど。
でも繰り下げを選択する人が少ないということは、自分は100歳まで生きるとは思いきれないのでしょうね。
いや実際の「人生100年時代」は今の高齢者の話じゃないから当然ですが。
女性は繰り下げが得になる可能性が高い
とは言え、平均余命から見ても繰り下げ受給をする方が得をする可能性が高い。特に女性はその可能性が高いです。
なので記事中にあるように「夫婦の場合の受け取り方」として、夫は繰り上げも繰り下げせず、妻は繰り下げというのがベターでしょう。
でも繰り下げて平均よりもずっと早く死んだら大損、場合によっては丸損になります。人間いつ死ぬかわからないのだから結局はギャンブルです。
得をしたければ健康で長生きを目指せ
年金で得をしたいのであれば、とにかく長生きをすれば得になります。
逆に損をしたくないのであれば、損益分岐点までは死なないことです。
年金の損得を考えるのであれば、長生きをするために健康に気を遣って不健康な生活習慣を改めることが一番です。
それでも事故や思いもよらない病気で死ぬ可能性はありますが、年金で得をする可能性を高くするのは間違いない王道です。
糖質の摂り過ぎで血糖値が高くなったり、塩分の摂り過ぎで血圧が高くなったりしないように食事に気をつけないといけないし、もちろん飲酒や喫煙なんてもってのほか。
ストレスを溜めないように生きなければなりませんから、ブラック企業はすぐに辞めなければいけません。孤独も早死要因ですか気をつけないと。
でも生活習慣に細かく制限かけすぎると、それがかえってストレスになりそうです。
「年金の損得」よりも、もっとトータルな損得、いわば「人生の損得」を考えた方がいいですね。