年末までガソリンの原価販売を実施
燃油価格の上昇で苦しいのはどこの国でも同じ。
日本でもガソリン元売りに補助金を出すことにより小売価格を下げさせていますが、フランスは小売りに目を光らせながらやっているようです。
ガソリン販売価格の上限が1リットル1.99ユーロ(約312円)なので日本の1.5倍以上のレベルですけれど。
これだけ高かったらEVを買いたくなるというものですねぇ。
灯油価格の上昇も大きなダメージ
日本で行っている「ガソリン補助金」は、名前だけでみるとガソリンだけが対象のように思われますが、実はガソリンだけではありません。
現在はガソリン・軽油・灯油・重油・航空機燃料までを対象にしています。
もう10月に入ろうかというのに30度を超える地域があるくらいですが、これからの季節需要が増すのが灯油です。
来年の3月くらいまで暖房用の灯油需要がある中で、補助金の延長を年内だけで終わらせていいのか、という問題になりそうですね。
ちなみにもう需要が増え始めた北海道では、灯油1リットル127円だとか。18リットルなら2286円ですか…
氷点下になる寒い地域ではエアコン(暖房)の効率が下がるため灯油が欠かせませんし、灯油価格対策は年内ではなく年度内までやらないと危険かも。
幸い今年は暖冬予想
ただ幸いなのは、今年の冬は暖冬の予想が出ていて、燃料消費量は例年より少なく済みそうです。
灯油価格が高くなると暖房をエアコンにする人が増えると予想されますが、その場合は夕方の電力逼迫も心配されます。
その対策としても灯油価格を抑えておく必要がありますね。
LPガスについては、地方創生臨時交付金を活用して自治体(県)ごとに負担軽減策を行っています。
寒いエリアの県では、灯油に対して負担軽減策を行うのがいいのかもしれません。