「FIRE(ファイヤー)」した後どうするの?
だが、「早く仕事をやめたい」と考えるのは、「自分の好きな仕事」を見つけられなかったことを意味する。「今日も仕事がある!」とワクワクしながら毎朝起きるウォーレン・バフェットのような存在とは異なるということである。
「自分の好きな仕事」を見つけられた人は、FIRE(早期リタイア)しようなどと考えないのは間違いない。
ただ誰しもが「自分の好きな仕事」を見つけられるわけではないし、ましてやウォーレン・バフェットになれるわけでもないのに、この人は何を言いたいのだろうか、と首を傾げる記事ですね。
確かに日本はアメリカと比べると安定雇用の国です。昔ほど差はなくなりましたが。
「好きな仕事を死ぬまで続ける」がベストな生き方であるとしても、全ての人がそれをできるとの前提で語るのはおかしい。
世の中には「クソどうでもいい仕事」が溢れている
「好きな仕事を死ぬまで続ける」を誰もができないのは、世の中には「ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)」が溢れていたり、世の中にとって「必要な仕事(エッセンシャルワーク)」が3K&低賃金でやりたくない仕事になっているからです。
またIT業界のように、死ぬまで続けるのが難しい世界もあります。
やりがいのある好きな仕事を誰しもが見つけられる、などというのは幻想です。
定年までは続けられる嫌いでない仕事を見つけられただけでも御の字でしょう。
そして好きな仕事を見つけられない人にとってFIREは出口戦略の一つであるわけですが、そういう人の気持ちがわからない人には何を言っても無駄かもしれませんね。
「仕事」に限る必要はない
FIREすることにより、好きなこと(仕事ではない)をやる生活をするもよし、儲からないけど好きな仕事に就くもよし。
もちろん好きな仕事を見つけてそれで生活ができるのであれば、FIREをせずとも転職するのもよし。
好きな仕事をしている自負があるからなのか、とにかく「仕事」にこだわり過ぎているのが残念な記事ですね。