貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

ひとりで「月額30万円の年金」もらう人ってどんな人?

ひとりで「月額30万円の年金」だが…

limo.media

人生100年時代。日本では長い老後生活が待っています。

老後の生活を考える上で年金は重要な収入源ですが、12月15日の年金支給日には、標準的な収入を稼いだ元会社員への支給額が約30万円になるとされています。

しかし、年金は2カ月分の支給。

12月15日にひとりで月額30万円の年金」と聞いて、12月15日は年金支給日だから2か月分かな?と思ったらその通りでした。

でも2か月分なら「月額30万円」というタイトルを付けるのはおかしい。2か月分であって月額じゃないんだから。

厚生年金だけで月額30万円の人はかなりレアなので、そんな人に取材するのは大変でしょうね。厚生年金基金(3階部分)まで含めればもう少し増えるかもしれません。

「月額30万円の年金」もらう人ってどんな人?

老齢厚生年金(厚生年金の2階部分)は報酬比例であり、現役時代の報酬が多ければ保険料も高くなるけど、老後にもらう年金も多くなります。

ただ毎月の給与の算定は63万5,000円で頭打ちの仕組みで、それ以上はいくらもらっても保険料は同額、将来受け取る年金も増えません。

賞与も含めて年収1,212万円が最大で月額にすると102万5,000円。これを40年間続けた時の年金月額は…

102万5,000円×5.481/1,000×480カ月=約270万円(月額22.5万円)

これに老齢基礎年金(=国民年金)を足しても月額30万円には届きません。

18歳から70歳まで限界の報酬を受け取っていれば、月額約37万円にまで達するそうですが…

www.iyobank.co.jp

通常、若いうちはそんなにもらえないので、年金月額30万円なんて人は本当にレアです。

(かつての月額報酬のみ、賞与は対象外だった時代の分はまた計算式が違います)

厚生年金「月額15万円以上」は46.1%も!

元記事でもう一つ気になった点は、「厚生年金月額15万円以上は46.1%だけ」というところ。

半数近いのに「だけ」なの!?

そりゃ半分よりは少ないけどねぇ。「月額14.5万円以上」にすれば半分以上になるので、「厚生年金月額14.5万円以下は4X.X%だけ」という言い方もできちゃう。

まぁ平均の金額なんかよりも自分がいくらもらえるかが全てなので、「自分は平均くらいだろう」などと安易に考えずに可能な範囲で試算しておいた方がいいですね。

女子とお金のリアル