お酒・タバコの年間の納税額を試算
毎日ビール3本で晩酌をしてタバコを1箱吸っている人は、1日当たり1200円程使っている計算になります。そのうちに占める税金は約630円で、年間にすると約23万円も納税しているのです。
あらためて税金を計算すると恐ろしい額ですねぇ…
ビールについては350ml缶1本219円の計算ですが、これより安く買えれば消費税の納税額は下がります。
また、今後ビールの税金が下がる予定で、2026年10月からは350mlあたり54.25円になりますから、納税額という意味では減ることになります。
発泡酒や第三ジャンルを飲んでいる人は納税額が上がりますが…
「半分が税金」と言われたのも過去の話
かつてビールやタバコは「半分が税金」などと言われてました。
酒税は消費税のように販売価格に一定の税率をかけるのではなく、1キロリットルあたりの税金が決まっているので、今よりもビールが安い時代は半分が税金でした。
他のお酒と比べて税金が高かったので、ビールだけ狙い撃ち感もありましたし、だからこそ発泡酒や第三ジャンルが生まれたのですが。
ビールの価格が上がれば、酒税は税率としては下がります。さらに税金が下がるので昔と比べると良い時代という言い方もできますかね。
一方のたばこ税はどんどん上がりました。世界的に見るとまだ安いと言われるくらいですけど。
国鉄債務返済のため平成10年に導入された「たばこ特別税」(1,000本につき820円)については、ありがとうという気持ちになりました。
愚かな行為をする自由「愚行権」がある
私は酒はやりますが、タバコは全くしていません。若い頃からずっとです。
酒についても、ポイントで引換えるくらいの少量になりました。
110円分のポイントで引き換えたビールは、70円が酒税で10円が消費税だとすると、税率72%になりますか。
酒もタバコもしない人にとっては、どちらも愚かな行為だと映るかもしれません。
ただ、他人からどう思われようと迷惑をかけない範囲においては自己決定に委ねられる、「愚行権」という考え方があります。
もちろん、酒を飲んで暴れるとか、吸ってはいけない場所でタバコを吸うとかはいけません。
「愚行権」についてはギャンブルもそうだし、貧乏セミリタイアもその一つと言えます。
いずれにせよ、自分の好きなようにできること、その自由があることが大切です。