日経平均株価がバブル期を超えて最高値更新
22日の東京株式市場で日経平均株価(225種)が、これまでの最高値だった3万8915円(1989年12月29日終値)を約34年ぶりに上回った。22日の終値は前日比836円52銭高の3万9098円68銭。同日午後には一時、3万9156円97銭を付け、取引時間中の最高値も更新した。
日経平均株価がバブル期の最高値を更新しました。
海外投資家が中国から日本へと投資先を移動させているのが要因の一つのようですが、新NISA開始したばかりのタイミングでいいニュースですね。
植田日銀総裁は国会答弁で「インフレの状態にある」 と発言したので、今後は金融緩和の縮小・利上げした時に株価がどう動くかが気になります。
日銀が保有するETFの含み益は30兆円超
もう一つ気になるのは、含み益が30兆円を超える日銀保有のETFです。
購入金額が約37兆円で、時価は2024年1月末時点で67兆円。今はもっと上がっているので含み益は約32兆円とも。
市場でポンっと全額売れるなら含み益を丸々得られますが、売れば下がっていくので利益は減りますね。
そもそも市場を冷やすので売れませんけど。よほど加熱したら売ってもいいかもしれませんね。
含み益は国民一人あたり25万円
含み益は国民一人あたりにすると25万円ですね。
日銀の利益なのだから国民一人あたりで計算する意味はないと言われそうですが、このコラムで政策活用の一つの案として「国民のNISA口座に割引販売」を挙げています。
すぐには売れない条件にしておけば、割引で買った国民が一気に売りに走って市場が暴落する事態にはならないかな?
まぁ現実的ではないですね。出口戦略は難しい。
株価がさらに上昇する中で、少しずつ売却できれば一番いいとは思いますが…