「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」公表
厚生労働省は2024年2月19日、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表した。2023年11月に案が公表されて以来、酒類を販売する事業者を中心に高い関心を集めてきたが、正式にガイドラインが公表されたことで、国内市場にどのような影響を与えるのか、いよいよ注目されそうだ。
厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表したことで、既に動きのある「ストロング系チューハイ撤退・縮小」の動きは加速しそうです。
胃がんのように微量でもリスクが高まる病気もあれば、20gや40gなどの病気もあり、男女によって差もあります
仮に純アルコール量20gで考えると、ビールでは500ml缶1本、日本酒なら1合(180ml)程度です。
この量では、居酒屋などお酒がメインの飲食店への影響もありそうですね。
「ソバーキュリアス」と呼ばれる、あえて飲まないスタイルの人がさらに増えるのかも。
海外のガイドラインも同様
厚労省が公表したガイドラインでは、参考情報として「海外のガイドラインに記載のある飲酒量(純アルコール量)」が示されています。
概ね純アルコール量で25~30g(男性)ですね。厚労省もこれらを参考にしているのでしょう。
日本はアルコールに寛容で、特に路上飲酒ができることに驚かれ、それを楽しむ外国人観光客もいます。
路上飲酒なんて認めたらトラブルで警察沙汰が多そうなのに、そうなってない日本は安全と思われているのかな。
今後は路上飲酒が規制される可能性もありそうですが。
「平日昼間から酒」は危険
FIRE・早期リタイアしたら「昼間から酒飲めて最高!」などと言われますが、毎日のようにそんなことしてたら飲酒量が増えて危険ということですね。
少量だけなら問題ないけれど、昼から飲み始めたらつい飲んでしまうでしょうし。
たまにならいいと思いますが、それなら働いている人が休日や有給休暇に昼間から飲むのと変わらず。
「平日昼間から酒が飲める!」のようなFIREの開放感は短期的なもので、すぐにどうでもよくなるものですし。
逆に仕事で溜まったストレスを酒で発散していたような人が、FIRE・早期リタイアで酒量が減れば健康的ですね。
お酒はストレス軽減やリラックスの効果でプラスの面もあるとは思いますが、そもそもストレスを溜めない生活が一番ですから。