40歳独身の貯金1000万円は老後資金として十分か?
「老後資金2000万円問題」は夫婦2人のケースなので、独身の場合は2017年の家計調査では「老後資金1400万円問題」だったと記憶しています。
基にする年によって違いますが、貯金1000万円では安心とは言いにくいし、あるにこしたことはない。
40歳で1000万円貯金できている人なら、これからまだまだ増やせるだろうし、退職金もあるなら余裕でしょうけどね。
老後資金のことばかり考えてていいのか?
現在の収入や支出については何も書いてないですが、40代で1000万円貯金できている人は少ないことからわかるように、浪費家ではないのでしょう。
むしろしっかりした人だろうと推察されるし、このまま貯め続ければ老後資金は2000万円以上、退職金まで含めれば3000万円以上になりそう。
フィナンシャルプランナー的には、もっとないと老後心配ですよ、できれば投資もして増やしましょう!となるんでしょうけど。
そこまで老後資金のことばかり考えてしまうのはどうなのだろうか?との思いになります。
後半の人生を見つめ直せるのでは
40歳というのは、男性ならば概ね人生の折り返し地点です。独身男性の寿命が短いと考えるならば既に折り返し過ぎてるくらい。
40代から老後資金について考え始める人も多い中で、貯金が1000万円あるのは悪くない数字です。
老後のことを考慮しつつも、40歳以降の人生をどう充実させていくかを考えた方がいいのではないかと。
「独身のまま中年になるともれなく狂う」などと言われるように、「中年の危機(ミッドライフ・クライシス)」に見舞われるかもしれないので。
まぁフィナンシャルプランナーは「お金のプロ」ではあっても、「人生相談のプロ」ではないので、相談するなら別の人になるんでしょうけどね。