貯めたお金を「使えない人」が続出
老後資金のために貯金をしているという人は多いでしょう。しかし同時に、老後への不安のあまり「せっかく貯めたお金を気持ちよく使えない」という悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
「せっかく貯めたお金を気持ちよく使えない」ように老後の不安を煽ったのは君たちやないんか?
とツッコミを入れたくなるくらいマッチポンプ感がありますが…
実際、お金を持ったまま死んでいく人も多いと聞きます。子どもがいるなら遺産を遺すのもいいと思いますが。
要介護などになり施設に入るのにお金が必要になる事態に陥ることなく人生を全うできた、と前向きに捉えることもできるでしょう。
不自由な生活を強いられているのでなければいいと思いますが、世の中には「気持ちよく使えない」と自分に苛立っている人もいるのかなぁ?
お金は精神安定剤
先日『夜のことばたち』というマンガのサンプルだけAmazonで読んだのですが、その中で精神が不安的な時はタンス預金を札束を数えたり口座残高を見て安心するというくだりがありました。「つくづくお金は精神安定剤だな」と。
お金の余裕は心の余裕 pic.twitter.com/2nYuzpicbD
— ダイアナ (@012_diana_) 2021年12月20日
夜の街を生きる女性と一緒にするな、と言われるかもしれませんが、一つの価値観であり、一定の貯金額は誰にでもその機能を果たすと思います。
あればあるほど安定するという意味ではないし、その最低ラインも人によって違いますが。
一方、その1ページ前には「プア充」についても価値観の違いが描かれているので、まさに人それぞれです。
『夜のことばたち』の一部はこちらでも読めます。
減らしたくない気持ちにつけ込まれなないように
「お金は精神安定剤」という価値観があるため、「気持ちよく使えない」になるのはしょうがないこと。
ただここで怖いのは、「元本保証で高利率だから安心して使える」かのような投資商品が魅力的に見えてしまうことです。
もちろん投資詐欺なんですけどね。
投資で失敗したり、投資詐欺に騙されたりすると、精神安定剤どころか精神不安定な原因になってしまいます。
それならリスクは冒さず使うこともせず、「お金は精神安定剤」のままのほうがいいのではないかと。