平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.26歳
「平均寿命」は毎年更新されて、2017年の日本の平均寿命は、男性が81.09歳 女性が87.26歳です。
この数字から、「自分も81歳くらいは生きるのかな～」なんて考えるのが正しくはありません。
平均寿命は「その年に生まれた0歳児の平均余命」を表しているからです。自分の平均寿命を知りたければ、生まれた年の平均寿命を調べないといけないのです。
でも平均寿命は、若くして死ぬ人も含めての数字なので、一定年齢以上生きてきた人にとっては、その年齢時点の「平均余命」の方を見た方がいいでしょう。
2017年（平成29年）の平均余命では
50歳男性の平均余命は32.61歳（つまり82.61歳）。今の平均寿命より伸びているのは、それまでに亡くなった人を除いた、いわば「生存者バイアス」がかかった数字だからです。
この数字を見ると「人生100年時代」騒ぎすぎ・気にしすぎだと感じますねぇ。女性の方が5歳は長生きなので、気にするのはしょうがありませんが。
あくまで「平均」ですから…
あくまで平均なので、平均より早く死ぬ人もいれば、長く生きる人もいます。
「言ってはいけない真実」風に言えば、40代、50代で持病や生活習慣病がある人ほど、平均より早く死ぬ人に入る確率は高くなるでしょう。
生存割合という視点では、65歳まで生きられるのは10人のうち9人、75歳まで生きられるのは4人に3人くらいです。今後もう少し伸びて5人に4人くらいになるかも。
「人生100年時代」と同じくらいの可能性で「65歳までに死ぬ」ことも心に留めておかないと。さらに、「健康寿命」はもっと短いことも忘れてはなりませんね。
