ミレニアル世代は耐久性と実用性を求める
歴史的に、経済的な不確実性や社会的な不安が高まると、消費者はより実用的な服を着る傾向にある。
スティーブ・ジョブズやオバマが「毎日の服選びの時間がもったいない」と同じ服を着続けたり、服の数も減らすミニマリストが増えている影響もあるのかもしれませんね。
アウトドアブランドの「ザ・ノース・フェイス」などは、ハードな使用に耐えるように耐久性が高いのは間違いありませんが、ファストファッションが耐久性ないかというとそうでもないような?
そう思うのは、私がユニクロやジーユーの服をやたら長く着続けているからです。
ひきこもり生活なので、部屋着を着ている時間の方が長いのですが、例えば冬に着ているフリースのタートルネック長袖シャツはセミリタイア生活前に買ったものをまだ着続けています。
セミリタイア生活5年で使った被服費
そこでセミリタイアしてから付けるようになった家計簿から、一体いくら被服費にかけたのか、年度単位で調べてみました。(被服費には靴や寝具類も含んでいます)
- 2013年度:19,300円
- 2014年度:8,400円
- 2015年度:7,700円
- 2016年度:6,800円
- 2017年度:5,581円
意外にも1年目は結構使っていました。それからは1万円以下なので、最初の年の必要なものを揃えたということだったのかも(記憶が曖昧)。
今日までの全期間の合計は48,500円。年1万円は切っています。
これが高いのか安いのかはわかりませんが、毎年服を買い換えていないことは事実です。
「流行色」が決められていることを知ってから
国際流行色委員会によってその年の「流行色」が決められると知ったのはまだ学生の頃だったと思います。それから、服の代金への意識が変わっていったかもしれません。
まぁ実際に「ブランド代」「デザイン代」がかなり高いわけですし、凝っているけど実用性が低いデザインや、ブランドを求めない人間にとっては無駄なコストです。
それどころか、人気ブランドの服が外国人技能実習生を搾取して作ってたりするわけで…
流行色を知ってから「作られる流行」からは距離を置くようになっていきました。あまのじゃくな私は、世間がどんどん「流行を作る」マーケティングに走っていけばいくほど反発したのもあります。
ミレニアル世代やそれ以降の世代には、このやり方はどんどん通用しなくなっていくのかもしれませんね。