「朝型人間は仕事ができる」はホント?
夜型人間からしてみれば、こういう根拠が怪しい理論で朝型にしろなんて言われたらたまったものではないですね。
やりたい人や朝型の人が望んでやる分にはいいんですけど。
「成功者の共通点」みたいなのは、「俺調べ」レベルのエビデンスがないものも多いんですよね。
考えた共通点に当てはまる成功者だけ集めて話を進めてもいいわけです。「朝型の成功者」などは集めやすい成功法則の一つでしょう。
売れ続ける自己啓発本は「真似できそうでできない」
以前取り上げたAbemaプライムの番組中で、幻冬舎の編集者・箕輪康介が話のネタになっていたとき、若新雄純の「自己啓発本」に関する話が印象的でした。
それは「売れ続ける自己啓発本は、一見真似できそうで決して真似できないもの」という話です。
(29:00頃からその話が出てきます)
「真似できそう」と思わないと興味を示さないし、完璧に真似できたのに結果がついてこないのでは誰も信じません。
「一つ一つは真似できても、総合的には真似できない、再現できない」のが一番売れ続けると。
再現性と普遍性を見極めるべき
巷に溢れる「成功の法則」には、再現性が低かったり普遍性がないものも珍しくありません。
自分なら再現可能ならば取り入れればいいし、普遍性がなくても自分に当てはまっていれば続けてもいいでしょう。
元の記事で言えば、朝型の人は朝型で働ける職場に居続けるのがいいということです。
ただし、夜型人間に取り入れと失敗するのも必然です。
私は「働かないで生きることが成功」だと思っていますが、働かずに生きていくのは普遍性がなく再現性も低いと思いますから、安易に真似をするものでもありません。
誰かの法則を完璧に真似をするよりも、自分なりにアレンジした「自分だけの成功の法則」を見つける方がいいと思いますね。