日本人は心配性
セロトニントランスポーターの遺伝子にはS型とL型の2種類があり、その組み合わせによってSS型、SL型、LL型の3タイプに分かれます。これを日米で比較してみると面白いことがわかりました。
日本人はSS型が全体の7割近くを占め、LL型は数%しかいないそうです。対して米国人はLL型が多数で、SS型は極端に少ない。結果、日本人は慎重派、悲観的で緊張しやすい人が多く、米国人にはストレス耐性が高く、楽観的な人が多いということがいえるそうです。
日本では起業希望者が減っていますが、それはバブル崩壊後の長期停滞など外部環境が大きく影響していると思っていました。
生まれつき日本人が悲観的(楽観的な人が少ない)のだとすれば、それもしょうがないことかもしれませんね。
心配性の人に不安産業はつけこむ
心配性の人の不安やコンプレックスにつけこむのが不安産業・コンプレックス産業です。
よく知られているのが美容整形やかつら産業ですね。就活生の不安につけこんでいる就活ビジネス・マナー屋なども不安産業の一つ。
老後不安を煽る金融業界も不安産業と言ってもいいかもしれません。
不安につけこむ産業があまりに幅を利かせてしまったため、遂に消費者契約法が改正され、不安をあおる告知を行った場合には契約の取り消しが可能になりました。
この改正は今年の6月15日から施行されます。
楽観的な方が幸せになれる
全く現実を見ない楽観主義は、痛い目に遭う可能性を高めてしまいますが、現実を見た上で楽観的・ポジティブ志向に考える方が幸せになれます。
日本人は元々心配性なのだとすれば、もっと楽観的になった方がいいのかもしれません。
私は会社・仕事をすぐに辞めて無職になったり、老後の不安がある貯金額でセミリタイアに踏み切ったりしてるので楽観的な人間だと思います。
人生の終盤にどうなるかはわかりませんが、今は楽観的だから幸せなのだと思って生きています。