「やりたい仕事」が見つからない就活生
「やりたい仕事」や「やりがいのある仕事」を見つけなければいけない、という強迫観念を持つ必要はないと思うのですが、そうは思えないのでしょうねぇ。
「やりたい仕事・やりがいのある仕事」をやってる人は自己実現してキラキラしているという文脈で語られるものですし。
まぁでも実際にキラキラしてる仕事の代表だったディズニーですら今やこれですよ?
こんな夢の国に私はどのツラさげて行けばいいのやら(行かないけど)。
「やりたい仕事」よりも「やりたい生き方」を探すべき
「やりたい仕事」があって、それに就ければいいですが、会社に就職してもやりたいと思っていた仕事に配属されるかわかりません。
芸術系の仕事なら、就職ではなく自由業なのでやりたいことができますが、それで食っていける保証はありません。
好きなことを仕事にするのは、良い面と悪い面があります。
私は、「やりたい仕事」よりも先に「やりたい生き方」を模索すべきだと思います。
「やりたい生き方」には「好きを仕事にする」もあれば、「たくさんお金を稼げる仕事をして早期リタイアする」もあるでしょう。
逆に、仕事は出来ることをこなして、趣味でやりたいこと・自己実現をするでもいいわけです。
この場合の仕事は、元の記事で書いてあるような「うまくいきそうなこと・出来ること」です。
定住場所を決めずに、ずっと放浪して自分のやりたいことを探す生き方もいいと思います。
途中で方針転換を迫られるかもしれない
「やりたい仕事」に就けたとしても、それを60歳、65歳まで続けられるとは限りません。
リストラで早期退職を迫られたり、全く門外漢の部署に配置転換させられる可能性があります。
私は中学生くらいの頃からパソコン(当時はマイコン)を趣味にして、そのまま大学でも学んでIT系に就職したので「やりたい仕事」に就いた方です。
ただ、最初から同じ仕事を60歳までできないのはわかっていたし、IT系の中でも職種は微妙に変わりました。
AIが進化で「やりたい仕事」がなくなる覚悟を持っておくべきだし、トラックの運転手やバスの運転手みたいに労働環境が劣悪になる場合もあります。
人生は思い通りにいかないのが当たり前
長い人生では転換期が訪れることもあります。やりたいことを続けられる保証はありません。
でも逆に、やりたいことが40代、50代になって見つかる可能性だってあります。
「やりたい生き方」だって誰しもが思った通りにいくわけではありません。
明日死ぬかもしれませんしね。