内閣府の「満足度・生活の質に関する調査」
内閣府が発表したのは『「満足度・生活の質に関する調査」に関する第1次報告書』です。
- 性別×年齢
- 地域・都市規模
- 世帯年収・金融資産残高・学歴
- 健康状態
- 社会とのつながり
- 趣味・生きがい
で満足度の違いを分析しています。
仕事が辛いと満足度が下がる?
年齢別では、現役世代では歳が上になるほど満足度が下がりますが、60歳以上になるとぐっと高くなっています。
年齢が高くなるほど仕事が辛くなって満足度が下がっているのでしょうかねぇ。
60歳以上で仕事や子育てから解放され、生活の自由度が増すことが大きく影響しているのかもしれません。
時間の調査では「月間の労働時間別生活満足度」も出してもらいたい。
資産が3億円以上になると満足度が下がる
年収は800万を超えると幸福度が上がらなくなる、などと言われますが、この調査では2000万~3000万円が満足度のピークになっています。
所得税の課税所得が1800万円以上で税率が40%になるので、給与所得控除や保険などの控除をする前で言うと2千数百万円以上が税率40%になりそうです。
そこからは稼いでも稼いでも税金で持っていかれる…と不満が増すのかもしれません。
一方、金融資産の額では1億~3億円がピークで、3億円以上はがくっと下がっています。
どちらも調査サンプルが少ないのが影響した可能性もありますが、多ければ多いほど良いとはならないようです。
「健康」「友人との交流頻度」「趣味・生きがい」が満足度に影響
健康状態が「よくない」、友人との交流頻度が「なし」、頼れる人が「いない」、趣味・生きがいが「なし」と答えた人がそれぞれ満足度が低い結果になっています。
特に健康状態は非常に顕著に表れていますが、これは至極当然の結果ですね。
「健康状態がよくない×頼れる人がいない」という組み合わせになったら、誰だって不安になろうというものです。
趣味・生きがいも健康であればこそ楽しめるものですしね。