楽しい記憶を思い出す「パーソナルソング・メソッド」
「パーソナルソング・メソッド」には大切な3つの要素がある。①「オリジナル音源・映像を用いること」、②「対象者の記憶を喚起させる適切な音源・映像を見つけること」、③「おしゃべりを通じて対象者の記憶を上手く引き出すこと」の3点だ。それぞれの要素を詳しく説明しよう。
ADL記憶(10~15歳の記憶)を呼び起こすために、10~15歳の頃に聴いていたであろう曲を探し出して聴くことで脳のトレーニングになると。
世代で共通する歌もあると思いますが、人それぞれ思い出に残る曲があるはずなので、パーソナルソングを探し出す必要があるし、音源・映像も同じ方がいいということ。
別アレンジで歌っていると、「あれっ!?」ってなりますからねぇ。
私のADL記憶に残る曲
私が10~15歳だった頃の記憶(ADL記憶)に強く残っている曲と言えば、というかこの頃の「歌」と言えばやっぱり「歌」がテーマになっている『超時空要塞マクロス』の曲です。
なぜか最近、リン・ミンメイ、飯島真理の曲を聞いていたのです。
映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の上映時は既に高校生だったので違いますが、テレビ版放送時はまさにADL記憶なんですよね。
その頃のオリジナル音源・映像はDVDで残っているから、しっかり観ることができます。
認知症になりかけた時にリン・ミンメイの歌を聴いて、「ヤックデカルチャー!」と叫びながら記憶が蘇る…なんてことが将来あるかもしれません(ただのネタ)
童謡ばかり歌わせてはいけない
介護施設でよく高齢者に童謡を歌わせている光景を見ます。高齢者にとってもこれは嬉しくないみたいですね。
戦後生まれの団塊の世代にとって、10~15歳頃の記憶に残っている曲は、童謡ではなく歌謡曲になるでしょうか。
世代によって、個人によって、「パーソナルソング」は違うので、それぞれに対応してもらいたいですね。