「死ぬ前に、何が食べたい」と聞かれたら
がんなどの終末期の患者が緩和ケアのために過ごすホスピスの中には、患者のリクエストに応じた「特別食」を出すところがあります。
淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院がその一つで、私は『ビーバップハイヒール!』で取り上げられていたのを観て知りました。
リクエスト食で多いのは、刺し身や寿司など病院食では出ないものが多いのですが、思い出の食事も多いそうです。
死ぬ前に食べたいおやつ
瀬戸内の島にあるホスピス「ライオンの家」を舞台にした小説『ライオンのおやつ』のリクエスト食はおやつ。
なんでもリクエストしたら出してくれるとしたら、高いケーキや1粒数百円のチョコレート、あるいはパフェなんかを食べたいと考えるかもしれません。
でも、おやつ・お菓子と言えば小さい頃の思い出が詰まっているものもたくさんあります。
私の年代だと、子どもの頃に発売開始したお菓子で、今でも人気商品・定番商品として販売が続けられていることも珍しくありません。
私がぱっと思いつく子どもの頃から好きだったお菓子と言えば、アーモンドグリコ(1955年)、エンゼルパイ(1961年全国発売開始)や小枝(1971年)など。
またキットカットはマッキントッシュ時代に提携していた不二家から発売されたのが1973年です。
アイスクリーム系なら、レディーボーデン(1971年)やpino(1976年)などもありますね。
このあたりは今でも良く食べているのでわざわざ「死ぬ前に食べたいおやつ」でリクエストするほどじゃないか。
今食べられないお菓子ならば…
今となっては食べられない思い出のお菓子を考えてみると、紙芝居で出されていた、えびせんにソースやクリームを塗ったお菓子ですかね…
あれは紙芝居屋さんそれぞれ独自メニューになっていたと思うので、自分が食べていたものを完全再現するのはかなり難しいと思いますけど。
母親手作りのお菓子・おやつで特に思い出に残っているものはないので、「死ぬ前に食べたいおやつ」で、すぐに手に入らないものは思い浮かびませんでした。
子どもの頃、たまに食べる贅沢なお菓子で思い出に残っているのは神戸風月堂のゴーフルでした。たまにもらい物が家にあった時に食べると、美味しかった思い出が残っています。
というわけで、敢えてリクエストするならゴーフルですかね。今でも贅沢品なのでずっと食べてないし(;´∀`)