NTTデータの下請け社員が新型コロナ感染
「協力会社社員」ですらなく「当社拠点ビルに勤務している協働者」と表現していることに思わず苦笑してしまいました。
NTTデータの旧ロゴの、どこに位置する会社に所属する従業員なのか、ぜひ教えてもらいたいとこですけど…
濃厚接触者14名を在宅勤務にしたということですが、本当に14名だけでいいのかちょっと疑問です。
同じビルで勤務していたら、エレベーターの中で一緒になった人はたくさんいるでしょうし。
ビル周辺でお昼ごはんを食べる時、見ず知らずの人と相席していた可能性だってあります。(オフィス街の混雑時ではよくあること)
5ちゃんねるに本人が降臨?
そしてこの感染者本人とおぼしき方が、ネット掲示板(5ちゃんねる)に降臨して色々書いていたようです。
- 40度の熱がありながら勤務を続けた(休めなかった?)
- 中国人との接触が細かくわからないとコロナの検査しない保健所
- 総武線と浅草線利用(この男性もここで感染した可能性あり)
「熱があっても休めない」のは日本の会社じゃありがちかもしれませんが、40度では流石に休ませないとねぇ…
そして保健所の対応は、厚労省の指針がそうなってたからなんでしょうね。
中国人との接触がない人は「検査してはいけない」ではなく「検査しなくてもよい」だと思いますが、現場ではその線引きができないのでしょう。
厚生労働省がもっと早く指針を変えて、積極的に検査すべきでした。その体制がないからできないのかな。
逆に言うと、検査したら感染者数が一気に増えるはず。もはやそれを前提にしておかないと。
そしてある程度混雑した中で通勤していたと考えると、既に感染拡大していると思っていいと思いますし、逆にこの男性も通勤時に感染した可能性があります。
「高熱の社員を出社させてはいけない」と政府が言うべき
日本では「休まないのが美徳」になっているし、総合感冒薬のCMで「風邪でも絶対に休めない人へ」と言ってたり。
そういう社会の風潮が新型コロナウイルスを拡大させてしまった、と後で語られることになるかもしれません。
新型コロナウイルスを拡大させために、また風潮を変えるためにも、「高熱の社員は出社させてはいけない」と政府が民間企業各社に言うべきではないのかな。
労働契約法の「安全配慮義務」や労働安全衛生法をちらつかせてもいいでしょう。
今回の件も、その気になれば刑事罰を課すことだって可能です。
今回の新型コロナウイルス騒動は、「働かせ方改革」を進める契機になるかもしれません。