初めての「緊急事態宣言」
遂に「緊急事態宣言」が出されました。もちろんこれは初めての事態です。
と言っても、基本的に「要請」ベースなのですぐには大きく変わらないようです。
海外では外出に対して罰則規定がある国もあるようですが、そういうのはないので外に出ようと思えば出られます。
と言っても、お店が休みなので買い物くらいしか行くとこないですかね。
それでもスーパーやショッピングセンターに人が集まっているので、そこでクラスターーが発生しないか、ちょっと心配にはなります。
あと心配なのは、指定地域から「疎開」する人がウイルスを拡散させてしまうことです。
「安全な地域へ逃げよう」と考えた人が実は無症状のキャリアーだった、という可能性を否定できないのが新型コロナウイルスの恐ろしいところですから。
「買い溜めするな!」と言うけれど…
今回の「緊急事態宣言」では、食料品や日用品などの生活に必要な店舗は、営業時間こそ変われど閉まることはありません。
そのため政府や自治体は「買い溜め・買い急ぎしないで!」と訴えかけていますが、できるだけ外出回数を減らそうと思えばまとめ買いは必須です。
どこからが「(不要な)買い溜め」で、どこからが「(必要な)まとめ買い」なのか線引きは難しい。
「必要な分だけ」という訴えかけは意味ないですね。みんな引きこもりするために「必要な分のまとめ買い」をしているだけなので。
そして皆が「(必要な)まとめ買い」をした結果、スーパーの商品が棚から消えてしまう事態になったら、やっぱり不安になります。
訴えかけるならせめて「他の人のことも考えて」くらいの方がいいのでは?
「給付金」の条件がわかりにくい
そして緊急経済対策として行われる「1世帯あたり30万円の現金給付」ですが、その条件がわかりにくい。
もらえるのかもらえないのかわからないし、それを確認するために窓口に言ってみよう、電話で聞いてみようという人が続出するでしょう。
「市町村の窓口が混乱する」という指摘はごもっとも。そこで感染クラスターが発生する可能性があるから笑えません。
電話の相談窓口を作ればいいかというと、ドコモのコールセンターで感染クラスターが発生したように、それもまた感染源になりかねません。
「とにかく全員に給付した上で、収入が減っていない人からは増税で回収」じゃだめなんですかねぇ。
いろんな人の意見を取り入れた結果、中途半端でトラブルの種になってしまうという一番悪いパターンではないかと。