外出自粛でDV懸念
休業、在宅勤務、学校休校で家族が一緒にいる時間が長くなる。終わりが見えず、行動を制約されるストレス、収入減少の不安が募る。はけ口としての暴力が立場の弱い妻や子どもに向きかねない。
「家族と一緒にいる時間を大切にしたい」というのは、家族思いの人が使う言葉ですが、じゃぁその時間が長ければ長いほどいいかというとそうでもないわけですよねぇ。
そしてベースにあるのは、先行きの不安と、外に出れない・遊びにいけないストレス。
孤立感、寂しさ、空虚感をまぎらわすために酒の量が増えている人も多いようで、アルコール依存症も心配になります。
ひきこもるのはそんなにストレス溜まるのか?
私は家でひきこもり生活をしていてもストレスを感じない、典型的なインドア派です。
外に出ることが即ストレスというわけではないものの、人混みは疲れますし、相手によっては対人ストレスも感じます。
その対極にアウトドア派がいるわけですが、家でひきこもることでこんなにストレスを溜める人がいるとは思いませんでした。
家が狭いため、プライベートを確保できる空間がないことがあるのかもしれません。
外出自粛の運動不足から、肥満や糖尿病の悪化が懸念されていますが、ストレスは肥満に繋がりますし、アルコール依存までいくとさらに健康への影響が大きいですね。
ストレスを溜めていると思われている?
家でじっとしているとストレスが溜まるばかりで、ストレス発散のためには外に出て人と関わらないとダメ、という人が多いことがよくわかりました。
そういう人たちから見れば、「ひきこもり=ストレスを溜めている」に見えるのかもしれません。
悪い見方をする人なら、犯罪者予備軍扱いかな。
外に出て人と接することこそが人として自然であり、そうでなければ不自然という価値観を押し付けてくる人もいますし。
しかし今は状況が180度転換し、ひきこもり生活に対応しなければなりません。
ひきこもりのストレスからうつ病に罹る人が増えたら、もう「うつは甘え」などと言う人はいなくなるかな。悲しい話ですけど。
うつ病は誰しもがなりうる病気だし、それは本人ではどうしようもない環境によってなることもあります。
今まで「自分は絶対うつ病になんてならない」と思っていた人は、物事を違う角度から見る機会にして欲しいですね。