withコロナのストレス
「withコロナの生活で迷惑行為だと思うもの」を聞いています。
一番多い回答は「体調がすぐれないのに無理に仕事や学校へ行く」でした。
回答者全体の7割が、これを挙げています。
今までは「体調が悪くても頑張って出社する」が賞賛されていたので、180度変わった感じですね。
インフルエンザ流行の時期だと、「体調がすぐれないのに無理に仕事や学校へ行く」は危険だと言われていましたが、それでも「這ってでも出てこい!」という上司もいたり。
学校も皆勤賞をだして休まないことが偉い、休むことが悪いと言っていたわけですしね。
最近は皆勤賞をやめる学校が増えているようです。
新型コロナの影響で、学校の皆勤賞は完全になくなりそうですね。
「風邪でも、絶対に休めないあなたへ」は終了
風邪で熱があっても、解熱剤入りの総合感冒薬を飲めば休まずに働けるという風潮は、それを求めるユーザーがいるだけでなく、製薬会社が後押しをしていたとも言えます。
「風邪でも、絶対に休めないあなたへ」といったキャッチコピーでCMを打っていたわけですから。
しかし、このキャッチコピーは差し替えられて、もう世の中に出ることはなさそうです。
新しいキャッチコピーは「今すぐ治したいつらい風邪に」となっていますが、総合感冒薬は風邪を治すものではなく、発熱やせきなどの風邪の症状を一時的に抑える薬なので、これもまたどうかと思います。
日本人の2~3割は「根性論」がお好き?
「体調がすぐれないのに無理に仕事や学校へ行く」を迷惑行為と感じている人が7割といっても、逆に言えば3割はそう感じておらず、無理に仕事や学校へ行く可能性がある人です。
新型コロナ前のネットアンケートでは、「インフル治る前に出勤」したと答えた人が22%いたそうですし、日本人の2~3割はまだまだ「根性論」の人かもしれません。
そういう人は声が大きいので、全体としては少数でも意見が通ってしまっていたのかな。
もちろん、(入ったばかりの)派遣などで有給が使えない立場の人もいるので、休みやすい社会制度も必要です。
派遣やバイト・パートの有給付与ルール変更や、取りやすい社会にしないといけませんね。