マイナポイント事業スタート
マイナンバーカードを持つ人に最大5千円分のポイントを付与する政府の「マイナポイント」事業が9月1日に始まる。ポイントは買い物などに使えるが、複雑な手続きなどが壁になり、事前の申し込みは想定の1割未満と低調だ。
マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付けると、2万円のチャージや利用で、1人あたり5千円分のポイントがもらえる「マイナポイント事業」が9月1日開始となりました。
既に予約・事前登録は進められていて、9月1日以降の利用やチャージにポイントが付与されるというものですが、申し込んだ人は8月30日時点で376万人という状況。
「マイナポイント事業」は「先着4000万人」の設定でしたが、今の所その1割にも満たず、国民全体から言うと3%です。
やはりハードルが高すぎたか…
マイナポイントを得るためには、まずマイナンバーカードを入手しなければなりませんが、ここに手間はもちろん心理的なハードルもあると思います。
とは言え、マイナンバーカード自体は既に1900万枚以上発行済みですから、最初のハードルを超えている人はもっと多いのです。
マイナンバーと決済手段を紐付けることに心理的なハードルがあるのと、自宅で登録するならICカードリーダーになるNFC対応スマホか、PCに繋ぐICカードリーダーが必要です。
そもそも日本では根強い「現金派」も多いので、キャッシュレス決済を使わせるというのが一番高いハードルだったのかもしれません。
376万人は「ポイ活」に熱心な人の数?
最近話題になるようになった「ポイ活」ですが、この「ポイ活」に熱心な人なら最大5000円分のポイントがもらえる「マイナポイント事業」はオイシイ案件に見えるので、よほどの理由がなければ申し込むでしょう。
となると、日本で「ポイ活」に熱心な人の数は多くても376万人ということでしょうか。
熱心な人はこんなもんかな、と思いますが、マイナンバーカードを持っているのにやらないのはもったいないなーと思います。
4000万人分の予算を用意していながら、その消化が半分どころか1~2割で終わってしまった場合には、これももったいないので「おかわり」させて欲しいところです。