西村経済再生担当相が経済団体にコロナ対策を要請
西村康稔経済財政・再生相は18日、経団連など経済3団体に対し、テレワークや職場の感染対策の徹底などを求めた。職場を通じた新型コロナウイルスの感染が増えていることを受け「体調の悪い方はぜひ(仕事を)休ませてほしい」と話した。
春の自粛要請時に広がったテレワークは、自粛期間が終わると徐々に元に戻りつつあるので、改めてテレワークに切り替えるよう要請するのは意味のあることだと思います。
最近は職場での感染も増えているので、それを減らす効果が期待できますから。
しかし、「体調の悪い方はぜひ(仕事を)休ませてほしい」と要請しなければならないのは、どうなのかと。
それくらいに日本では「体調が悪くても休まない」が当然のことになっているのは、わかってはいても悲しい現実ですねぇ。
政府は緊急立法で対応してもいいのでは?
有給が使える人は比較的休みやすいと思いますが、使えない人は生活のために休みたくても休めない事情もあります。
早急に法律を改正して、休ませやすい有給制度にすることもできるはず。
お願いベースでやれることにも限界があるので、政府・国会で対応できることはもっと柔軟にやればいいと思うんですがねぇ。
テレワークのセキュリティ対策も早急に
一方、急場しのぎでテレワーク環境を構築した企業の中には、セキュリティが甘い企業もたくさんあるようです。
テレワーク用のアクセスルートから攻撃されたのかはわかりませんが、カプコンのような大規模な被害を受ける可能性はどこの企業にもあります。
そうでなくても日本企業のネットワークセキュリティは甘い会社が多いんですよね。
再びテレワークの拡大を要請するなら、セキュリティの再点検と強化も要請しないと、また被害企業が出かねません。
こうしている間にも、表に出ていないだけで盗んだ個人情報と引き換えに身代金を要求されている企業があるかもしれませんしね…