アメリカも新型コロナワクチン緊急使用へ
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は10日に開催した会合で、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を支持することを圧倒的賛成多数で決定した。
イギリスでは先にファイザーとビオンテックが開発した新型コロナワクチンの接種が開始されていますが、アメリカも同様に緊急使用が行われるようです。
アメリカでは感染拡大が止まらず、1日あたりの死者が3000人を超えているわけですから、「16歳以上の人への接種は利益がリスクを上回る」となるのも当然でしょう。
4人に1人は「接種したくない」
ただ、「新型コロナのワクチンを接種したくない」と考える人は、アメリカでは3人に1人。ワクチン自体への嫌悪感もあるようです。
日本でも4人に1人が「接種したくない」と答えていますが、世界的にみても一定の割合の人がそう答えているので特別多いわけでも少ないわけでもありません。
日本では「いずれ接種したい」という様子見派が6割くらいいるそうです。
最初は医療関係者、さらに高齢者と高齢者に関わる介護関係者などを優先するので、すぐに打ちたいからといって打てるものでもありません。
さらにアメリカでは自国民を優先するので、日本への供給が遅れる可能性も高いし、輸送・保管が大変なので毎日の供給量もしばらく少なくなるかも。
飲食店などでは積極的に打って「ワクチン接種済み!」で人を呼び込みたいと考えるかもしれませんが、しばらく先の話でしょうねぇ。
ワクチン接種でアレルギー反応
「接種したくない」と考える理由は、副反応(副作用)の心配だと思います。新しい技術で作られたワクチンなので未知数ですし。
早速、副反応としてアレルギー反応が出たとか。
強いアレルギーを持っている人は、状況確認ができるまではしばらくは打ちたくても打てない、となるかもしれません。
アナフィラキシーはインフルエンザワクチンなどでもありますし、打つことの利益が高く、副反応のリスクの低い人から打っていくだけのこと。
私は幸いアレルギーは持っていないので打つことはできると思いますが、急いで打つ必要のある人間ではないので、様子見しておきます。