お年玉のキャッシュレス化賛成が5割
日本ファイナンシャルアカデミーが11月に発表した調査では、51%がお年玉のキャッシュレス化に賛成と回答。2018年の調査以来、最も高い数値だった。
2021年の正月は実家に帰省しない人も多いので、これまでは直接渡していたお年玉をどうするのか悩ましいところ。
孫にお年玉を渡す高齢者は、「お年玉はとにかく現金でなければ」と考える現金派が多いとは思いますが、この状況ではキャッシュレス化賛成の比率が増えるのも必然です。
現金を郵送するのか、ギフトカードにするのか、はたまた電子マネーで送金するのか、手段が多くて悩ましくもあります。
- 現金(郵送)
- 銀行口座へ振込(送金)
- 図書カード・こども商品券など用途限定ギフト券(郵送)
- 図書カードネットギフトなど用途限定電子ギフト(送金)
- アマゾンギフト券・iTunesカードなどのギフト券(郵送・送金)
- 電子マネー各種(送金)
小学生くらいならば、現金振込やギフトカードのコードだけ送ってもらうよりも現物をもらった方が嬉しいかもしれません。
現金振込なら母親が引き出してポチ袋に入れてもいいですけどね。どちらにせよ相談してから決めた方がいいでしょう。
「アマゾンで注文すればタダ」と勘違い?
一方で、お年玉はやはり現金の方がおすすめという記事もありました。
親がキャッシュレスで買い物をしているところしか見ていないと、「お金を出して買っている」「お金が減っている」と感じないと。
たしかに小学生くらいなら勘違いしそうですね。
でも財布の中の現金が減ることでしかお金を使った感覚がないのも怖いこと。
大人になってから、リボ払いを「月々に支払う金額を一定にできる魔法」と勘違いするタイプになりかねません。
記事にあるように、お年玉(現金)の一部を電子マネーに入金するといった体験をさせるのはいいことだと思います。
高校生の半数がキャッシュレス決済を利用
一方、ある調査では高校生の約半数がキャッシュレス決済を利用しているので、ある程度の年齢で利用しているならば電子マネーの送信でもいいでしょう。
お財布の中の現金が減っていく感覚と同じように、買い物をする度に電子マネーの残額が減っていく感覚や、その残額の中で買い物をしなければいけない感覚も身に着けた方がいいですから。