世界一孤独な「日本人男性」
隣近所、職場内やスポーツ・娯楽・趣味の集まりなどの社会集団の中で、人とほとんど、またはまったく一緒の時間を過ごさない成人男性の割合は、日本男性が断トツの1位で、17パーセントです。これは、OECD加盟国平均の約3倍で、約1パーセントのスウェーデン、約4パーセントの米国やドイツをはじめ、他国がすべて10パーセント未満のなかで、「人付き合いがない」比率が際立って高いのです。
日本が「孤独大国」である一つの指標は生涯未婚率の高さですが、未婚だからといって孤独とは限らないし、家族がいても孤独な人もいます。
この記事で示された調査は、(おそらく)家族以外の社会集団と一緒の時間を過ごさない成人男性の割合を出しているので、既婚・未婚は関係ないはず。
もちろん、未婚で孤独な人が多いとは思いますが、それにしてもダントツ過ぎて笑えないですねぇ…
「孤高に憧れ、賛美する」文化があるとは思えない
日本が孤独大国である理由の一つとして、記事では「孤高に憧れ、賛美する文化がある」としていますが、どうでしょうかね?
一人でいることを「ぼっち」と言って蔑む風潮はありますし、孤高でいられる人が憧れであっても、周りの目が気になって実践できないのではないかと。
その一方で、めんどくさい人間関係に悩まされながら誰かと付き合っていくよりは、一人でいる方が気楽と考える人も多いと思います。
消極的に一人でいることを選んでいるイメージですね。
未婚男性の寿命は短い
日本男性の平均寿命は世界2位ですが、未婚と既婚では大きな差があり、未婚男性が最も多く死んでいるのは60代後半で、中央値も同様です。
「未婚=孤独」ではありませんが、「孤独なのに長生き」とも言い難い。
孤独よりも、未婚者(単身者)は低年収の人も多く、食生活の悪さや健康を気遣わない態度が寿命に影響しているのではないかと。
家族以外と接する人がいなくても、家族(配偶者)がちゃんと食生活の面倒を見てくれれば、長生きはすると思います。
孤独でいることをストレスと感じず、また煩わしい人間関係のストレスも感じることなく過ごせて、かつ食生活・生活習慣が良ければ長生きに繋がるでしょう。
それを「修行僧」と言うとのはしっくりきませんね。むしろ好き勝手に生きている存在なので、どこにも属さない「浪人」の方が合ってるかも?