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子どものなりたい職業1位が「会社員」って意味がわからない

子どもの「大人になったらなりたいもの」の1位は「会社員」

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第一生命保険は17日、全国の小学3年生~高校3年生の男女3000人を対象とする2020年度の「大人になったらなりたいもの」アンケートの結果を発表した。男女とも幅広い世代で「会社員」がトップ。新型コロナウイルス禍で在宅勤務が浸透した影響から、同社は「両親の働く姿を目の当たりにして身近になったのでは」と分析した。

 「会社員」という職業・職種があるわけではなく、雇用契約を表しているすぎないのに、選択肢にあるのがそもそも違和感ありますね。

同様に公立学校の教師は「公務員」だけど、別途「教師」という選択肢があるし、エンジニアだってほとんどの人は「会社員」として勤務しています。

消防士や警察官だって地方公務員ですからねぇ。

つまり「特になし」の意味?

この選択肢でいう「会社員」や「公務員」は、特定の職業・職種以外の会社員・公務員という意味になるのかな?

選択肢の中になりたい・なれそうな職業はない。でも高校・大学を卒業したら何らかの仕事に就かなければならない。

そうなった時に、自分は「会社員」か「公務員」で勤め人になるのがいいだろう、と考えるのは当然のこと。

小学生よりも中学生・高校生の方が「会社員」の比率が高くなっているのも、そういうことでしょう。

つまり「特になりたいものがない」という人が消極的な選択として「会社員」や「公務員」を選んでいるのではないかと。

実態は「その他の会社員」?

ほとんどの職業はその形態から大きく「経営者」「自営業」「会社員」「パート・バイト・派遣社員」「公務員」に分けられますかね。

まぁこの分け方自体が日本的(マスコミでよく使われる)なんですけど。

このうち、特定の名前がはっきりしている職種については別扱いされます。スポーツ選手とかエンジニアとか警察官とか。

そういう特定の職種以外の「その他の会社員」や「一般職・行政職の公務員」という意味ですよね。

特に会社員の場合は「メンバーシップ型雇用で職務が限定されない会社員」という言い方の方がしっくりくるかもしれません。

アンケートに答えた子どもがそれをしっかり理解しているとは思いませんけどね。

ジョブ型雇用を推し進めるなら、こういうところも変えていかないといけないのかも。

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