ワクチン接種目標1日100万回
加藤勝信官房長官は10日午前の会見で、菅義偉首相が表明した新型コロナワクチンの「1日100万回接種」との目標について、7月末までに高齢者接種を終えるために必要な回数を逆算したものと説明した。
高齢者3600万人に2回接種を行うとすると合計7200万回の接種が必要で、7月末までの80日ほどで終わらせるには、1日100万回近くのペースは必要になると。
1日100万回接種できる目処が立った、という話ではなく、目標設定をしましたということですね。
高齢者3600万人全員に接種することは不可能
ただし、7000万回の接種が必要かと言われると実際にはそうならないように思います。
というのも、2~3割はワクチン接種をしたくない、あるいはできない人がいると考えられるからです。
アメリカのバイデン大統領は、「7月4日までに成人の7割に接種する」との目標を発表しましたが、これも7割にしているのは、拒否する人を考慮に入れてのことなのかな、と。
1日100万回は難しくても、1日70~80万回ならなんとかなるんじゃないかなぁ。インフルエンザでは1日60万回ペースで出来ているそうですし。
自治体によって対応が違いますが、街の医院でも接種を行う自治体もあり、そういう自治体ならインフルエンザレベル以上のペースで接種が進むはず。
予約システムがボトルネックになるかも?
世間的には、接種を担当する医師の確保がボトルネックになるとの見方がされていますが、もしかするとその手前でゴタゴタするかもしれません。
電話予約が殺到してパンクしたり、窓口予約には徹夜覚悟で高齢者が並んだり…
IT化には程遠い惨状…まぁ高齢者だからしょうがないとは思いますが。
でもこの日のために、全国の自治体が共通で使える予約プラットフォームを準備できなかったのかと。1年前からわかっていたことなんで。
それぞれの自治体で予約システムを発注したら、無駄に開発に人手とお金が必要になってしまうわけですし。
ましてや窓口に並ばせるなんて、緊急事態宣言で人流を止めるんじゃなかったのかと。
海外でやってるみたいに、ドライブスルー方式の導入も検討してもらいたいところですが、難しそうですねぇ…