定年後に本当にコワイ「知的格差」
人生100年時代と言われる。そこでは、経済格差も問題ではあるが、知的格差は、経済格差と比べて軽視されている感がある。人類史上、未曽有の超少子高齢化を受けて、でもなおかつ、世界第3位のGDPを誇る現在の日本で、「経済格差」よりもある意味コワイのは「知的格差」である。それを象徴するお二人にご登場していただこう。
記事に登場する「象徴する二人」はかなり極端ですねぇ。
「受動的知的生活オンリーのB氏」の方は割といるというか、もっと受動的な人もいると思います。
1日テレビを観ているとか、図書館で新聞や雑誌を読んでいるだけの高齢者です。
一方の「能動的知的生活エンジョイ派・A博士」はレア過ぎて、誰にでも真似をできるタイプじゃない。
言いたいことはわかりますが、皆が皆マネできるものじゃないので、もう少し再現性のあるケースを提示した方がいいのに、と感じました。
受動的なだけのリタイア後の生活は飽きやすい
「知的」という部分は置いておいて、リタイア後のありあまる時間をただ受動的にテレビを観たり読書をするだけだと、飽きやすいと思います。
記事に書かれているように受け止めたものをブログでまとめるであるとか、趣味を通して知り合った人と意見を交わすとかすれば、飽きにくい。
リタイア後の趣味に生産性とか意義とかを求めだすと、楽しめなくなる可能性もあります。
でもただ消費するだけはなく、自分から能動的になった方が楽しい。これはファンジンとか同人誌とかで昔から行われていることです。
リタイア前の休日の過ごし方で見えてくる
そもそも、リタイア後に能動的に生きられる人は現役時代から休日や自分の時間を能動的に過ごしているでしょう。
定年後は「能動的知的生活」を送らなければならない、と考えてやろうとしても、60歳を超えていきなりはできないものです。
現役時代からやっておくべきですし、リタイア後もいきなり全力でやるのではなく、マイペースで少しずつやっていくのがいいでしょうね。