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労災死亡者の43.3%が60歳以上 まさに「死ぬまで働け」なのか

労災死の43.3%が高齢者

www.tokyo-np.co.jp

2021年に労働災害で亡くなった60歳以上の高齢者が360人に達し、労災死亡者全体(831人)の43・3%を占めたことが、本紙の調べで分かった。過去最高の比率で4割を超えたのは初めて。工事現場など若い人が敬遠しがちな危険できつい仕事を担う高齢者が増えている現状と、安全対策の遅れが鮮明になった。

60歳以上の労災死亡者の割合が増えている理由は、記事にあるように危険な現場で働く(働かざるを得ない)人が多くいることと、身体能力が落ちたことで事故が起きやすくなっていることが考えられます。

若くて元気なら死亡にまで至らずに済むような事故でも、体力のない高齢者だと亡くなってしまうケースもあるのでしょうね。

交替制勤務・深夜勤務の危険性

もう一つの関連記事では、78歳の警備員が24時間勤務をすることがあるケースが紹介されています。

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交替制勤務・深夜勤務は心血管疾患リスクが高いことが指摘されていますから、この年令での24時間勤務は、仕事中に突然脳卒中や心筋梗塞などに襲われるリスクが心配になります。

私の父は心筋梗塞でバイパス手術を受け、しばらく後に脳卒中を2回やって亡くなりましたが、最初の心筋梗塞をやるまでに定年後のアルバイトで病院の当直をする深夜勤務を週1~2度くらいやっていました。

普段の生活リズムとは違う深夜勤務で寿命を縮めたのではないか、と考えてしまうんですよねぇ。

「死ぬまで働け」なのか

しかしながら特別な技術・能力を持たない60歳以上が働ける仕事となると、時間的なところは我慢せざるを得なくなるのでしょう。

まさに「死ぬまで働け」ということなのか…

もしも高齢ドライバーが運転するバス・タクシー・トラックなどが運転中に心血管疾患を起こすと本人だけの問題では済みません。

www.yomiuri.co.jp

いくつになっても働ける社会を理想として語るのは、安全対策・労災対策をきっちりやるのが前提です。

長時間勤務・長時間拘束の現場はそろそろ考え方を変えた方がいいと思いますけどね。

交通誘導員ヨレヨレ漫画日記