貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「一億総株主」このワードチョイスが残念

自民党が「一億総株主」を掲げた目標を総理に提言

smart-flash.jp

1億総株主成長の果実を享受できることが重要」と提言したのは自民党の経済成長戦略本部であって、岸田総理はその提言を受け取った側。

やろうとしているNISAやiDecoの拡充・恒久化は岸田総理の意図と一致していると思いますが、「1億総株主」という独り歩きしそうなワードまで押し付けられてしまった感があります。

積み立てなら個別株を買うよりもインデックス投資信託・ETFを推奨すべきですしねぇ。

「一億総~」と「日の丸~」は地雷ワードか?

私は以前より、「一億総~」と「日の丸~」はもう使わない方がいいワードだと感じています。

blog.livedoor.jp

今でもマスコミは「日の丸~」を使いたがるし、政治家は「一億総~」を使いたがるのは今回の件でもはっきりしました。

しかし「日の丸ジェット」と呼ばれてもてはやされた三菱スペースジェットは頓挫したし、人口が1億2千万人を超えた今でも「一億総~」を使うのかという古臭さもあります。

実際は金融資産がゼロや50万円以下の世帯も多く、投資ができる余裕のある人は半数くらいではないかと。

個人金融資産の多くは高齢者が持っているわけですしねぇ…

先ずは投資するお金をくれ」の声が出るのが当然なわけで。

いっそ日銀が持っているETFを国が買い上げて国民に配ってくれてもいいんですけどね(5年間売却不可とかで)。

日銀・GPIFの出口戦略なのか?

米国株ならまだわかりますけど、日本株を買ったところで「成長の果実」にそれほどウマ味があるのかなぁ?

アベノミクス以降で日本の株は上昇したことで、株を持っていた人はオイシイ思いができたとは思いますが、これは「成長の果実」よりも日銀がETFを買っりした官製相場によるところが大きい。

日銀・GPIFが大量に持ってしまった日本株の出口戦略のように思えてきます。

相場の格言として「一般誌や女性誌が株の特集を組み始めたら危険なシグナル」がありますが、今がそれと似たシグナルかもしれません。

成長の果実」にこだわるなら選択肢は米国株になり、日本株への投資が広がらない可能性もありますけどね。

あ、くれぐれも「レバナスに全力投資」などの投資情報には気をつけましょう。

めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門 改訂版第3版