叔父・叔母から甥・姪への相続でトラブル増加
相続や終活関係の手続きと言うと、「親子」の問題ととらえがちだ。もちろん、親子で話し合うことは重要だが、実は「親戚」とのトラブルのほうが厄介で、面倒事が増えたり、思わぬ費用負担を強いられたりすることは多い。
おひとりさまである私の場合、死んだら相続人になる可能性が高いのは姉で、もしその姉が先に亡くなっていたらその子ども(甥)です。
自分よりも姉の方が長生きする可能性が高いので、残ったとしても小額(+実家の家と土地)の私の遺産をめぐり、2人の甥っ子で争うとは思っておりませんが、可能性としてはゼロではないのかなぁ…
万が一のことを考えて、既に遺書(エンディングノート)は書いていて、もしもお金が遺ったら法定通りに2分割してくれとは書いています。
久々に見直してみたら、相続手続きで戸籍謄本を取寄せるのに必要な本籍地(父親の実家のままにしてる)の住所を書いてなかったので追加しておきました。
きょうだいが2人以上いたら大変
私の場合は姉が1人だけなので比較的楽な方だと思います。
きょうだいが2人以上いて、甥・姪がそれぞれ2人以上いたりすると色々と面倒なことになりそうです。
また記事でも書かれている通り、自分の配偶者・子どもではない、きょうだいやきょうだいが先に亡くなっていた場合に代わりに相続人となる甥・姪は「相続税額の2割加算」があります。
私のように相続税がかからない程度の資産(相続人1人の場合の3600万円以下)しか持っていないなら気にする必要はありません。
しかしそれ以上、特に億単位で持っている人はこの2割加算を避けるには養子縁組をする手も考えていいのかも。
甥・姪がたくさんいたらそれも大変ですけどね…
「相続人リスト」を作っておくといいかも?
直接のきょうだい同士なら連絡取りやすくても、いとこ(親がきょうだい)とは連絡先がわからないケースもありそう。
仲がいいきょうだいばかりではありませんからね。その子ども同士は顔すら見たことないなんてこともあり得ます。
今後はおひとりさま、特に生涯独身だった人の遺産相続が増えていくと、比例してトラブルも増えていくと予想されます。
おひとりさまが作るエンディングノートには、相続人のリスト・連絡先を書いておくといいかもしれません。