FIRE達成した厚切りジェイソン氏
今でも業務スーパーやOKストアを愛用して質素な生活・節約生活をしている厚切りジェイソン氏のエピソードは微笑ましく思います。
ただ彼は米国ETF(VTI)をコツコツ積み立ててFIREしたというよりも、ベンチャー企業のテラスカイの取締役を務めているし、上場によって持ち株は大きな資産になっています。
真似したい部分と、どうやっても真似できない部分がある人だと思います。
世間のFIREのイメージは…
一方、この記事のはてなブックマークコメントでは「支出抑えてる人がFIRE達成と言われましても」などと、節約してFIREすることに疑問を抱くコメントがありました。
節約して支出を抑えないでいいような、これまで起業して成功した人や一部のエリートサラリーマンでないと出来なかった早期リタイア像に対して、普通の労働者でも可能なレベルを提示してムーブメントになったのがFIREです。
「必要な資金は年間支出の25倍」が基本であり、年間支出を抑えればそれだけ必要資金も下がります。
FIREを理解している人にとっては、「支出抑える」のは前提。もちろん切り詰めた生活をしない「Fat FIRE」もありますが、必要だからわざわざ分けているわけで。
ハードル高そう…なイメージ?
「年収300万円からのFIRE」などのタイトルで広く読者を集めようとする本が出版される一方で、「1億円では全く足りない」と言った記事もありました。
どこで住むかや独身か夫婦2人かでも違ってくるし、どちらも極端な事例だと思います。それゆえFIREのハードルの感じ方は人によって大きく違いが出そうですね。
そもそも投資に対するハードルを高く感じている人にとっては、FIREはそれ以上にハードルが高く感じてしまうかもしれません。
結論として、FIREに対するイメージは世間とかなりずれがあると思っておいた方がよさそうで、「FIRE目指してます」とか「FIREしました」とかを(リアルで)話すのは相手を選んだ方がいいでしょう。
まぁ元々投資の話とかをリアルでする時は相手を選んでした方ががいいもんですしね。